彼氏の家に遊びに行ったのと変わらない和やかな結婚挨拶
私たちが結婚したのは約2年前になりますが、結婚理由は子供を授かったからでした。付き合い初めてからあまり時を経たずして妊娠をしてしまい、子供を一緒に育ててほしいという気持ちで、私から彼に結婚してほしいと頼み、了承を得ました。
そんな理由からのいきなりの結婚話だったので、何て勝手な女だと思われているんじゃないかと思い、正直会うのは不安でしたし、彼は男兄弟二人で兄弟そろって当時は独身だったので、特にお義母さんは自分の息子を手放したくないのではないかとすら勝手に思い込んでいました。
ですが、家にお邪魔してみると、私が思っていたのとは全く違いました。当時、つわりで毎日吐き気と戦っていた私の身体のことを一番に心配してくれ、食べられるものはなにかなど、いろいろ気を使ってくれました。お義父さんもお義母さんも、とても温かく出迎えてくれ、「うちは男ばっかりだから、娘ができることがとても嬉しい」と喜んでくれました。
歓迎してもらえてるんだとわかって、本当にほっとして、嬉しかったのをよく覚えています。それからは、ずっとお義父さんが気を使ってくれてとてもいろんなことを話してくれ、彼の昔話なんかもたくさんしてくれました。お義母さんは、今後結婚式や入籍の日取りなど、スケジュールを早く組もうと乗り気でした。
そんな感じだったので、途中から挨拶にしに行ったというより、彼氏の家に遊びに来たという感覚でリラックスしていたと思います。状況が状況だったために、どうしようもなかったというのもあるかもしれませんし、彼が30代も半ばに差しかかっていたからという理由もあるかもしれません。ですが、終始とても和やかでした。