結婚の挨拶で修羅場を向かえて
主人とは2年間お付き合いをして結婚しました。付き合っている時に何度か主人の両親と顔を合わせる事があったのですが、なかなか打ち解ける事が出来ず微妙な距離感のままプロポーズを受け、結婚を決めました。
いざ主人の実家に挨拶に向かうと、事前に時間を貰えるよう伝えていたにも関わらず、両親は留守でした。この事だけでも心が折れてしまいました。そして、時間を潰せるような所も近くになかったため、勝手に実家に上がる事に。少ししてから両親が帰宅、挨拶もなしに家に上がりこんでいた事に激怒した姑は私に集中砲火で罵声を浴びせてきました。
私が泣きながら謝り、主人も必死にフォローして何とか結婚の話題に持ち込むと今度は姑が泣き始めました。何が起こったのか分からず呆然としていると、姑は息子を手放したくないとまるで子供のように駄々をこね始めました。腸が煮えくり返り我慢の限界で姑に言い返そうとしたその時、主人が泣きながら姑に駆け寄り抱き締めたのでした。
その姿を見て愕然としました。主人の優しさに落ち着いた姑はまるで人が変わったかのように笑顔になり、二人の結婚を快諾したのでした。あまりの異常な親子関係に一度は結婚をやめようと考えましたが、姑との関係性以外に主人への不満はなかったため、結婚し今も仲良く生活しています。