ニーナさん
深夜テレビをつけると、ロシア残留孤児のニーナさんのドキュメント番組が放映されていました。(再放送のようです。)大戦直後、当時の満州でソ連兵によって助けられた日本人の乳児がニーナさんでした。
その後ロシアのエカテリンブルクという都市で、人生を送ることになるのですが、当時の複雑な時代背景により、自分が日本人であるということを知ったのは、30才になったときでした。
その後自分のツールである日本に思いをはせながらの人生が始まったわけですが、ようやく最近になり、あることがきっかけで日本人孤児と認められて一時帰国が実現しました。
これまでの60年にわたるニーナさんの波乱に満ちた人生と、これから自分のルーツを探していくことに対して、希望と喜びを持っているニーナさんの姿にとても感銘を受けました。
どんなときでも、希望を失ってはいけなと強く思いました。