私が結婚相手の両親に挨拶に行ったのは、入籍する2ヶ月ほど前のことです。
遠方に暮らしていた義両親には彼から結婚するという話を報告済みで、挨拶のために新幹線で東北の彼の地元に一泊で行きました。
当時彼はもう40歳手前で、年齢から言って孫は諦めかけていた義両親にとって、5歳年下の私が結婚相手ということはとても嬉しかったようで、会って早々に「本当によかった、ありがとうね」と手を握られて、私もとても嬉しかったのをよく覚えています。
駅まで迎えに来てもらい、実家の近くにある割烹で義両親と彼と私の4人というメンバーで食事をとりました。はじめのうちは和やかに会話が弾んだのですが、途中からあることをきっかけに雲行きが怪しくなりました。それは、結婚式のことです。
私たちはお互いいい歳だし、私の両親もイベントに無頓着だったので、結婚式はしないつもりだったのですが、義母が「やっぱり式は挙げた方がいい。花嫁は女性の夢だから」というようなことを言い出し、彼が「俺と彼女がしたくないと言ってるのに、自分の価値観を押し付けるなよ」と対抗。「あんたは昔からそう!」と2人とも感情的になり、子供同士のような大げんかになってしまいました。
気まずい雰囲気のまま店を後にし、私はどちらの味方に付くわけにもいかないのでただオロオロしていました。結局、その日のうちに親子で和解して円満に挨拶を終えられたのですが、初めて義両親に会ったにしては苦い思い出になってしまいました。
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