お互い再婚の40代でした。夫の ご両親は私の身の上話しに一切触れず、終始 喜んで下さいました。
彼が、大事な人を連れて帰るからと予告し、実家に私を連れて帰りました。玄関に ご両親が立っていて、両手を広げて出迎えてくれました。
私よりも ご両親の方が緊張していらして、私は人間味あふれる お2人に出会って、幸せが ここにあることを確信できました。
ご自宅で、お庭の手入れの談話をしたり、ご両親の馴れ初めも聞けました。
数時間して、夫の兄弟と家族が到着しました。賑やかに迎えて下さって、本当に有難い気持ちでした。
実は、私を迎えるにあたって、ご両親や家族の皆さんは、どんな人かと不安で、何週間も緊張して眠れなかったと言いました。
再婚なので、以前の元お嫁さんのこともあって、不安でならなかったのだと思います。しかし温かく迎えて下さいました厚意に、私は応えたいと思い、皆で食事会と乾杯後は、アホみたいに陽気になって、皆もベロベロに飲んでくれました。
いつの間にか お父さんが居なくなっていて、それが思いだすと可笑しくて。
お父さんは居なくちゃいけない存在なのに、酔いつぶれてしまったのですから。
それは、嬉しかったです。酔いつぶれるまで飲んで。
私達は夫の ご実家に、そのまま三泊しました。ちっとも型苦しくさせない配慮に、私もこんな風になりたいと思いました。
彼の ご両親の為に、彼を命掛けで守って行こうと、心に誓いました。
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