私がまだ今の主人と付き合って1年くらいの頃、軽くですが結婚したいねーなんて話をしていました。まだ、お互い若く正直まだまだ結婚なんてと心の奥では思っていました。
ある日、彼からそろそろ両親に挨拶でもしておきたいんだけどと言われたので、私の両親に彼を紹介したいと話をした所連れてきなさいと言われました。
軽い気持ちでいたので、両親も軽く考えてました。そして、両親に挨拶する日を迎え、自宅で私は待っていました。ちょうど昼下がり、インターホンが鳴り玄関まで私は迎えに行きました。
扉を開けると、スーツをビシッと着た彼が緊張した顔つきで立っていました。ちなみに、私の父親は強面で考えも古く頑固な所があります。それを知っていたため、余計に緊張している感じでした。
私は、両親の待つ部屋まで彼を案内して今お付き合いしている彼だと説明しました。彼は、緊張しながら挨拶をした後にこう話し出したのです。「今、彼女に話をしなければいけないことがあります。
少しお時間頂いてもよろしいですか?」と。私は何だか分からずに彼の話を聞きました。「君の両親がいる前できちんと言いたいことがある。僕と結婚してくれないか?」彼は私にプロポーズをしたのです。
「僕はまだまだ若く未熟者だけど、君を幸せにする、必ず。だから、一緒になってくれないか?」と。かなり驚きましたが、両親の前でしっかりとプロポーズしてくれたことに私は嬉しくなり「私でいいなら、よろしくお願いします」と答えました。
両親も、ビックリしながらも結婚を快諾してくれました。こんな緊張感のあるプロポーズを経験出来たことは、私にとって忘れられない思い出になりました。